メインコンテンツまでスキップ

Software Discovery

Software Discovery は、グローバルカタログを拡充し続ける AI 活用のパイプラインです。処理は 2 段階で、まずベンダー(ソフトウェア発行元)を発見し、次にそれぞれのベンダーが提供する製品を発見します。発見された内容がただちにカタログエントリになることはありません。ベンダーと製品はこの画面のステージング一覧で補完の完了を待ち、補完に成功した製品はグローバルカタログに書き込まれ、同じ実行のなかで承認されます。

クラウドのみ

Software Discovery は OpenLM Cloud Platform で利用できます。オンプレミス環境ではこの画面に到達できず、SAM Catalog は Software Catalogs から開きます。

OpenLM はこのパイプラインをスケジュールに従って自動実行します。そのため通常の運用で手動起動は不要で、この画面は主にパイプラインの動作確認と、任意のタイミングで追加実行したい場合に使用します。

Overview

Overview タブはパイプラインの概況を示し、Discover VendorsDiscover Products の 2 つの起動ボタンを提供します。

ベンダー数、製品数、成功率、API 呼び出し数のタイルと Recent Jobs 一覧を表示する Software Discovery の Overview タブ

タイル表示内容下部のキャプション
TOTAL VENDORSこれまでに発見したベンダー数その合計に至るまでのベンダーディスカバリー実行回数
TOTAL PRODUCTSこれまでに発見した製品数そのうち補完に成功した件数
SUCCESS RATE補完が成功した割合補完に失敗した件数
TOTAL API CALLS全実行を通じた AI 呼び出し回数

タイルの下の Recent Jobs には、直近の実行が TypeJob IDStatusStarted AtDuration とともに一覧表示されます。

Discovered Vendors

Discovered Vendors タブには、パイプラインが把握しているソフトウェア発行元がすべて表示されます。

発行元とそのカテゴリ、本社所在地、製品ディスカバリー状況を一覧する Discovered Vendors タブ

意味
Name発行元の名称。
Aliases発行元の別名やティッカーシンボル。
Categories Processedこのベンダーについて処理済みの製品カテゴリ。
Discovered Atベンダーを最初に発見した日時。
Discovery Categoryベンダーが発見されたときのカテゴリ。
Headquarters記載されている本社所在地。
Is Included製品ディスカバリーの対象に含めるかどうか。
Product Categories製品ディスカバリーがこのベンダーについて調べるカテゴリ。
Product Discovery StatusPendingPartialComplete のいずれか。
Source Url / Website Url情報の取得元と、ベンダー自身のサイト。

ツールバーには Add VendorDeleteTrigger Vendor Discovery に加えて RefreshSearch があります。Delete は先頭列のラジオボタンで行を選択すると有効になり、管理者にのみ表示されます。行にポインターを合わせると Edit Vendor の操作が表示されます。

ベンダーを手動で追加する

Add Vendor では、パイプラインが発見していない発行元を登録するフォームが開きます。必須項目は Vendor のみで、AliasDiscovery CategoryHeadquartersSource URLsWebsite URL は任意ですが、入力しておくと後の運用が容易になります。

ベンダーディスカバリーを実行する

Trigger Vendor Discovery は、選択したカテゴリの発行元を探すようパイプラインに指示します。

カテゴリのチェックリストとカテゴリあたりのベンダー数スライダーを持つ Trigger Vendor Discovery ダイアログ

  1. Categories を 1 つ以上選択します。次の 10 件が組み込みで用意されています。

    CAD and 3D Modeling · Video Editing and VFX · Office Productivity · Developer IDEs and Build Tools · Database and Data Warehouse · Enterprise Resource Planning (ERP) · Cybersecurity and Endpoint Protection · Cloud Infrastructure and DevOps · Business Intelligence and Analytics · Collaboration and Communication

  2. ほかの分野を調べたい場合は、Add custom category の横にカテゴリ名を入力して Add を選択します。

  3. Max vendors per category を設定します。1〜30 の範囲で、既定は 15 です。

  4. Start を選択します。カテゴリを 1 つも選択していないあいだ Start は無効のままです。

実行はその場で開始されるのではなくキューに入れられ、ダイアログはすぐに閉じます。進捗は Job Runs & History で確認します。

Discovered Products

Discovered Products タブには、カタログエントリになる前の、パイプラインが発見した製品が表示されます。

製品と発行元、ディスカバリーベンダー、補完状況を一覧する Discovered Products タブ

意味
Software Name製品の名称。
Publisher製品に記載されている発行元。
Discovery Vendorこの製品が発見されたベンダーのレコード。
Status補完の状況: PendingEnrichedFailed のいずれか。
Category製品が発見されたときのカテゴリ。
Is Package製品がスイートやバンドルかどうか。

注目すべき列は Status です。

  • Pending — 発見済みで、まだ補完されていません。
  • Enriched — 補完に成功し、グローバルカタログに書き込まれました。
  • Failed — 補完で有効なエントリを生成できませんでした。失敗した製品は、パイプラインが解決できなかった対象を確認できるよう一覧に残りますが、カタログエントリになることはありません。

製品ディスカバリーを実行する

Trigger Product Discovery は、選択したベンダーに対して第 2 段階を実行します。

ベンダー一覧、上限スライダー、API 呼び出し予算を持つ Trigger Product Discovery ダイアログ

  1. 対象とするベンダーを選択します。この一覧には Categories というラベルが付いていますがベンダー名が並びます。製品ディスカバリーが完了していないベンダーのみが表示されるため、すべてのベンダーの処理が終わっている場合は空になり、Start も無効のままです。
  2. Max categories per vendor を設定します。1〜30 の範囲で、既定は 10 です。
  3. Max products per category を設定します。1〜30 の範囲で、既定は 15 です。
  4. その実行の API call budget を設定します。既定は 200 です。指定した回数の AI 呼び出しを使い切った時点で実行は停止するため、対象を広げすぎた要求が際限なく走ることを防げます。
  5. Start を選択します。ベンダーを 1 つも選択していないあいだ Start は無効のままです。

Job Runs & History

Job Runs & History タブには 2 つのサブタブがあります。

Active Jobs は実行中またはキュー待ちのジョブをカード単位で表示し、表示中は自動更新されます。各カードにはジョブの種類と状態、2 本の進捗バー(Items: 処理済みベンダー数、Budget: 実行予算に対する API 呼び出しの消費数)、開始またはキュー投入の日時が表示されます。

Run History は完了した実行を Job ID(先頭 8 文字に短縮されます)、StatusTypeTriggered By とともに一覧します。Type はベンダー実行では Publisher、製品実行では Product と表示されます。スケジュール実行は個人ではなく OpenLM のディスカバリー用アカウントに紐付きます。

ステータスが Completed の実行を選択すると詳細パネルが開き、同じ実行をもう一度選択すると閉じます。それ以外のステータスの実行には詳細パネルがありません。

実行を選択して詳細パネルを開いた Run History サブタブ

詳細タブ内容
Input実行時のパラメーター。カテゴリ、カテゴリごとの上限、使用した AI モデルなど。
Results実行結果。対象カテゴリ数、スキップ数、発見件数、既存レコードとの Duplicates 件数、Net New 件数。
API MetricsTotal CallsSuccessfulFailedAvg Response(平均応答時間)。

追跡する価値があるのは Net New です。これは重複を除いたうえで、その実行が実際に追加した件数を示します。

発見された製品の行き先

ディスカバリーがお客様の組織のローカルカタログに書き込むことはありません。発見されたベンダーと製品は専用のステージング一覧(Discovered Vendors タブと Discovered Products タブ)に保持され、補完に成功した時点で初めてカタログエントリになります。その際、エントリは OpenLM が管理するグローバルカタログに書き込まれ、同じ実行のなかで自動的に承認されるため、Pending Catalogs に表示されることはありません。

その結果は、ほかの OpenLM 管理エントリと同様に Software CatalogsGlobal タブで確認できます。

関連