Helios
以下の手順で、Helios ライセンスマネージャー(ベンダーは Mission Control Center と呼んでいます)のライセンス使用状況を OpenLM で監視できるように設定します。Helios は API、Web ダッシュボード、コマンドラインの照会ツールを提供していないため、OpenLM Broker は Helios が書き出す使用状況ログの解析のみで監視します。
要件
開始する前に、次の条件を満たしていることを確認してください。
- 組織内のマシンに OpenLM SLM がインストールされていること。
- Helios の使用状況ログを読み取れるマシンに OpenLM Broker v26.7.8.1247 以上がインストールされ、OpenLM SLM にレポートしていること。これより前の Broker バージョンでは、ライセンスマネージャーの種類に Helios が表示されません。
- Helios ベンダーによって使用状況のログ出力が有効化されていること。ログはタブ区切りのテキストファイルで、通常は 1 日 1 ファイルです(例:
helios_20260520.log)。
監視機能
OpenLM Broker を通じた Helios の現在の監視機能は次のとおりです。
| 機能 | 粒度 | ライセンス総数 | ライセンス使用状況 | 拒否のレポート | 借用ライセンスのレポート | 有効期限のレポート | 複数サーバーの冗長化 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| サポート | ログファイルの解析 | ❌ | ✔ | ❌ | ❌ | ❌ | ❌ |
Broker は Helios の使用状況をフィーチャー単位でレポートします。ログにはライセンス総数が含まれないため、Broker はすべての Helios フィーチャーを総数「無制限」としてレポートします。ユーザー名にはログのフルネームを使用し、フルネームがない場合はユーザー ID にフォールバックします。ワークステーションはマシン名でレポートします。
OpenLM と Helios の連携方法
- コマンド: なし。Helios には実行時に使用状況を照会するための HTTP/REST API、Web ダッシュボード、CLI オプションがありません。
- ログファイル: あり。Broker は Log Files タブで設定した Helios の使用状況ログを読み取り、
login、feature usage、logoutイベントからセッションを導出します。 - ライセンスファイル: なし。Broker はデータ照会にライセンスファイルを使用しません。
Helios ログファイルの形式
Helios は 1 日に 1 つのログファイルを書き出します。# で始まる行は形式を説明するヘッダーです。それ以外の各行は 1 つのタブ区切りイベントで、次の列で構成されます。イベントキーワード、イベント日付(DD-MM-YYYY)、イベント時刻(HH:MM:SS:mmm)、セッション ID(1 回のログインセッションのすべてのイベントで同じ UUID)、ユーザー ID、フルネーム、マシン名、IP アドレス、およびイベント固有の追加フィールド。feature usage イベントは追加フィールドとしてフィーチャー名を持ちます。
Broker は feature usage イベントと logout Helios イベントから使用状況を構築し、セッション ID でそれらを関連付けます。open Helios、login Helios、license server synchronize、start processing 3D、total number of available sq km などのその他のイベントは、使用状況を生成しません。
open Helios 01-06-2026 08:26:07:446 45689dfa-4456-45d8-aab4-70c2b61fc73a ril Sam.Smith WORKSTATION-PC01 10.0.4.184 Helios v3.2.0
login Helios 01-06-2026 08:26:45:128 45689dfa-4456-45d8-aab4-70c2b61fc73a ril Sam.Smith WORKSTATION-PC01 10.0.4.184
feature usage 01-06-2026 08:57:35:923 45689dfa-4456-45d8-aab4-70c2b61fc73a ril Sam.Smith WORKSTATION-PC01 10.0.4.184 Modelling
logout Helios 01-06-2026 09:01:27:235 45689dfa-4456-45d8-aab4-70c2b61fc73a ril Sam.Smith WORKSTATION-PC01 10.0.4.184
feature usageイベントは、その行のユーザーとワークステーションによる指定フィーチャー(例:Modelling)の使用を開始します。タイムスタンプが使用開始時刻になります。logout Heliosイベントは、そのセッションで開いていたすべてのフィーチャーを終了します。- ログ内のフィーチャー名が、EasyAdmin に表示されるフィーチャー名になります。表示されるユーザー名はフルネーム(例では
Sam.Smith)で、フルネームが空の場合はユーザー ID にフォールバックします。
すべての行にセッション ID、ユーザー、ワークステーションのフィールドが含まれている必要があります。古い Helios ビルドが生成するログファイルはイベントを時系列順でしか識別できないため、同じログに書き込む 2 台のワークステーションの使用状況を区別できません。ログの行にセッション ID が含まれていない場合は、Broker を設定する前に Helios ベンダーに更新されたログ形式を依頼してください。
OpenLM Broker の設定
以下の手順を開始する前に、OpenLM Broker をインストールし、OpenLM SLM にレポートしていることを確認してください。
- ブラウザーを開き、Broker Web UI(http://localhost:5090/)にアクセスします。
- License Managers に移動し、Add License Manager を選択します。
Broker Web UI の License Managers ページ - LM Type で Helios を選択します。Broker はログファイルのみを読み取るため、既定のポートを未使用の任意のポート番号(例:
7788)に置き換え、Add を選択します。
空きポートでの Helios ライセンスマネージャータイプの追加
Commands、Vendors、Log Files の各タブを持つ Add License Manager ページが開きます。Helios には照会する実行ファイルがないため、Commands タブは空のままにします。 - Vendors タブで Add Vendor を選択し、
Heliosと入力して Continue を選択します。
Helios ベンダーの追加 - Log Files タブで Add Log File を選択します。
- Log Type: Helios log(あらかじめ選択されています)。
- Log Name: わかりやすい名前(例:
Helios usage log)。 - Log Path: 虫眼鏡アイコンを選択して Broker マシン上の現在の Helios ログファイルを参照するか、フルパス(例:
C:\Helios\Logs\new_log_helios_20260601.log)を入力します。 - Vendor: Helios。
Continue を選択します。
Helios 使用状況ログの設定
ヒントHelios が毎日新しいログファイルを書き出す場合は、このダイアログで Advanced を選択して Watch files by pattern をオンにすると、再設定なしで Broker が日次ファイルを追跡します。
- Log Files タブにログファイルが表示され、Monitoring がオンになっていることを確認して、Save を選択します。
監視がオンの状態で一覧表示された Helios ログ - License Managers ページに戻り、Helios エントリの Status と Log file が Active になっていることを確認します。Helios にはライセンスファイルがないため、License file は Not Supported と表示されます。
ログファイルがアクティブな保存済み Helios エントリ
設定を保存すると Broker サービスが再起動します。リモートアクセストークンを使用して別のマシンから Web UI を開いている場合は、再起動後に新しいトークンを入力する必要があります。
OpenLM SLM の設定
EasyAdmin による自動設定
- EasyAdmin(
http://<Server IP>:5015)を開き、Start → Widgets → License Manager - Servers に移動します。 - 保留中の Helios エントリを開きます。
- 必要に応じて接続名を変更し、種類は Helios のままにして、Approve を選択します。
EasyAdmin による手動設定
自動設定が失敗した場合:
- Start → Administration → License Manager Servers に移動します。
- Add LM を選択します。
- Type で Helios を選択します。
- 説明(例:
Helios)を入力します。 - ライセンスサーバーの所在地のタイムゾーンを設定します。
- Broker マシンの Hostname と、Broker で設定した Port を入力します。
- Is Triad Configuration のチェックを外します。
- Use Broker をチェックします。
- Save を選択します。
設定の確認
- ブラウザーで EasyAdmin を開きます。
- Start → Widgets → License Servers に移動します。
- Helios が一覧に表示され、ステータスの丸が緑色であることを確認します。
- Start → Widgets → License Activity に移動します。ユーザーが Helios で作業すると、ログに記録された各フィーチャーが、Total は無制限、Usage はそのフィーチャーで開いているセッション数として、ユーザー名とワークステーションとともに表示されます。
新しい接続がアクティブとして表示されるまで、最大 3 分かかることがあります。使用状況は、Helios がログに feature usage イベントを書き込んだ後にのみ表示されます。
既知の制限事項
- Helios のログにはライセンス総数が含まれないため、EasyAdmin は各フィーチャーを総数「無制限」として表示します。
- ライセンスの拒否、借用ライセンス、有効期限はレポートされません。
- Broker は Helios がログに書き込んだイベントのみを読み取ります。ログファイルを削除した場合や、Helios が Broker の監視対象外のパスにローテーションした場合、Broker が対応する
logout Heliosイベントを次に読み取るまで、開いているセッションは終了しません。
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