ライセンス利用効率の判定方法
- ライセンス利用効率の判定方法
サブスクリプションライセンスの購入または保守更新の判断
License Utilization チャートは、組織におけるライセンス利用効率を評価する強力なツールです。これは、サブスクリプションライセンス(例: Autodesk のサブスクリプション)を購入・更新するか、ライセンス保守を更新するかを検討しているお客様にとって特に重要です。
表示場所
特定の機能または機能グループのライセンス利用率を表示するには:
- EasyAdmin User Interface で Start → Management → License Utilization をクリックします。
- フィルター条件(例: Feature name、Server name など)を入力します。
- 期間を選択します。期間が長いほど統計的な利用データが安定します。
- 週末や時間外データを含めるかどうかを選択し、
- Apply をクリックします。
利用可能なデータ
出力レポートには次のデータが含まれます:
- 集計表示: ライセンス利用のカットオフ(しきい値)を明確に示す指標
- Quality of Service (QoS): ライセンス効率の指標
- 異常な利用パターンの検出: これらのライセンスはどこへ?
上記の箇条書きを説明するため、以下の技術的背景が必要です:
表示オプション 1: Show Aggregated
"Show aggregated" ボックスがチェックされている場合、チャートは利用率の集計割合を表示します。つまり各点 (x, y) は「少なくとも x 本のライセンスが同時に使用されていた時間の割合 (y) はどれだけか?」という問いに答えます。
以下の例では、合計 4 本のライセンスに対して:
- 同時使用が 0 本以上であった時間は 100%。
- 同時使用が 1 本以上であった時間は 8.73%。
- 同時使用が 2 本以上であった時間は 2.7%。
- 同時使用が 3 本以上であった時間は 0.01%。

Figure 1: Aggregated usage
この表示方法では一時的な利用ピークを除外でき、現在の活動レベルに必要な実ライセンス数の把握に役立ちます。
表示オプション 2: 集計なし
"Show aggregated" ボックスが チェックされていない 場合、利用率チャートはライセンス使用状況のヒストグラムになります。これは、x と y の各軸について、各点 (x, y) が「ちょうど x 本のライセンスが同時に使用されていた時間の割合 (y) はどれだけか?」という問いに答えることを意味します。
以下の例では:
- 同時使用がちょうど 0 本であった時間は 91.27%。
- 同時使用がちょうど 1 本であった時間は 6.03%。
- 同時使用がちょうど 2 本であった時間は 2.69%。
- 同時使用がちょうど 3 本であった時間は 0.01% …
このアルゴリズムは非単調な関数になります(例: 同時 3 ライセンスの値が同時 2 ライセンスより高い場合があります)。

Figure 2: Non-aggregated usage
ライセンス効率情報の抽出
前述のとおり、出力レポートには次の情報が含まれます:
1. 集計表示: ライセンス利用のしきい値を明確化
集計表示は減少関数であり、必要なライセンス数を示します。Figure 1 の例では、過去 365 日間に同時 4 本のライセンス使用は一度も発生していません。
2. Quality of Service (QoS): ライセンス効率の指標
Quality of Service (QoS) は、ライセンス管理者が定義する「必要なライセンス可用性」の割合です。
Figure 1 の例では:
ライセンス要求の 95% を満たすには 2 本のライセンスで十分です。4 本を購入している場合、2 本が冗長ライセンスとなります。
この情報は、サブスクリプション更新や追加購入、保守更新を検討する際に重要です。
3. 異常な利用パターンの検出
図 1 と図 2("Show Aggregated" のチェック有無)の 2 形式を比較すると、利用率チャート上の「突起」(例: 3 本の値)に気づけます。これらの突起は、長時間放置されたアクティブセッションや、オフライン("borrowed")ライセンスなどの異常利用を示す可能性があります。