プロセスセッション(Process Session)
このレポートを使用して、プロセスレベルでのライセンス使用状況を監視します。ホストやアプリケーションごとのセッション継続時間、アイドル時間、ユーザーアクティビティを表示します。これにより、リソースの利用状況、アイドル状態のライセンス消費、最適化に役立つパターンを特定できます。
視覚化
ホスト名ごとの総セッション時間
この棒グラフは、各ホストにおける累積セッション時間(日単位)を表示します。長時間稼働しているプロセスを持つマシンを特定するのに役立ちます。
表示される値:
- ホスト名
- セッション時間(日)
プロセス名ごとの総アイドル時間とセッション時間
この二重軸チャートは、棒グラフ(セッション時間)と折れ線グラフ(アイドル時間)を組み合わせて、各プロセスの稼働時間とそのうちのアイドル時間を表示します。アプリケーションの効率を評価するのに使用します。
表示される値:
- プロセス名
- セッション時間(日)
- アイドル時間(日)
ユーザー名ごとの総アイドル時間とセッション時間
このエリアチャートと折れ線グラフは、ユーザーごとのセッション時間とアイドル時間を比較します。アイドル使用のパターンを検出するのに役立ちます。
表示される値:
- ユーザー名
- セッション時間(日)
- アイドル時間(日)
プロセスセッション詳細テーブル
このテーブルは、監視対象プロセスごとのセッションメタデータを一覧表示します。アプリケーションのバージョン、DLL、Agentステータス、セッション時間などの情報を含みます。
表示される値:
- プロセス名: 実行中のアプリケーション名
- DLL名: プロセスで使用されているDLLファイル
- バージョン: プロセスのソフトウェアバージョン
- Agentステータス: Workstation Agentがオンラインかオフラインかを示します
- セッション開始時刻: セッションが開始された時刻
- セッション終了時刻: セッションが終了した時刻
- セッション時間(分): セッション全体の長さ
- 総アイドル時間(分): セッション中の合計アイドル時間
- シャットダウン理由: セッションが終了した理由
- ユーザー名
- ホスト名
フィルター
次のフィルターを使用してレポートデータを絞り込みます:
- プロセス開始時刻: 日付範囲でセッションをフィルタリング
- プロセス名: 特定のアプリケーションにフォーカス
- DLL名: 関連DLLファイルでフィルタリング
- ホスト名: 特定のマシンを選択
- ユーザー名: ユーザーでフィルタリング
ユーザーヒント
- プロセス名 フィルターを使用して、特定のアプリケーション使用を抽出します。
- フィルター(例: ユーザーとホスト)を組み合わせて、非効率な使用パターンを特定します。
- セッション詳細テーブルを使用して、予期しないシャットダウンや長いアイドル期間を調査します。
- アイドル時間が一定のしきい値を超えた場合に自動アラートを設定します。
高いアイドル時間を解釈する際の注意点
高いアイドル時間は、非効率なライセンス使用やリソース浪費を示す可能性があります。次のようなシナリオを考慮してください:
- 放置されたセッション: ユーザーがアプリケーションを開いたまま離席した可能性があります。
- バックグラウンドプロセス: アクティブなユーザー操作なしでアプリケーションが稼働している可能性があります。
- 不適切なライセンスタイムアウト設定: タイムアウトが長すぎて、アイドル状態が延長している可能性があります。
対策案:
- ユーザーやホスト全体のアイドルパターンを確認し、共通の問題を特定します。
- 未使用ライセンスを早期に回収できるように、ライセンスタイムアウトポリシーを調整します。
- 利用していない場合にアプリケーションを閉じるよう、ユーザーに周知します。