インタラクティブウォークスルー
ライセンスファイル管理(LFM)
License File Management(LFM)を使用すると、ライセンスサーバーのライセンスファイルを閲覧・編集・デプロイできます。LFM はライセンスファイル管理を一元化し、安全な変更検証、履歴追跡、サーバー間の整合性維持を可能にします。
LFM でできること
- すべてのライセンスファイルを一括閲覧。Broker Hub から収集し、最新バージョンを表示します。
- ドラフトで安全に作業。ドラフトを作成して本文を編集し、現用ファイルに触れずに保存できます。
- コントロールされたデプロイ。単一 Broker へ、またはトライアド構成の全 Broker へ一括反映。
- 履歴の追跡。最大 2 か月分のライセンスファイルとドラフトの履歴を参照。
- 状況把握。デプロイ失敗やドラフト拒否をアラートで通知。
概要
- トライアドなし: 1 台の Broker にのみ反映。
- トライアドあり: 同一ファイルを 3 台の Broker へ反映し冗長化。1 台が停止しても他が継続供給。
- ドラフト優先: 本番反映前に必ずドラフトで作業。
- 自動化: Broker Hub と連携し、Kafka 経由で更新を送信。
- 監査/アラート: DB に変更履歴を保存(2 か月保持)し、監査・アラートサービスと連携。
備考
ローカルで直接変更されたファイルも自動的に検出されます。
Broker は定期的に Broker Hub に更新を送信するため、LFM は同期を維持します。
ライセンスファイルの閲覧
- LFM は Broker Hub からライセンスファイルを自動取得します。
- 現在の本文、履歴、ドラフトの有無を確認できます。
ドラフトの作成
- 変更したいライセンスファイルを開きます。
- 新規ドラフトを開始します。
- 本文を入力/編集します。
- 必要に応じて何度でもドラフトを保存します。
ヒント
ドラフトと元ファイルの差分を比較できます。
相違点はハイライト表示されます。
ドラフトのデプロイ
Broker がトライアドではない場合
- ドラフトを開きます。
- Push Draft をクリックします。
- 当該 Broker の旧ファイルが置き換えられます。
Broker がトライアドの場合
- ドラフトを開きます。
- Push Draft をクリックします。
- クラスタ内 3 台すべての Broker のファイルが置き換えられます。
警鐘
トライアド構成では、全 Broker でのファイルパス一致が必須です。
不一致があるとデプロイは失敗します。
デプロイ上の注意
- 稼働状態の認識。 送信前に Broker の稼働確認は行いません。失敗は後続で報告されます。
- エラーハンドリング。 Broker が適用できない場合、デプロイ応答にエラーが表示されます。
変更履歴の追跡
- ライセンスファイル履歴: 更新や削除のたびに旧バージョンを保存。
- ドラフト履歴: テキスト、時刻、ステータスを含む押し込み履歴を記録。
- 監査サービス: ノートや push イベントを記録し、追跡性を確保。
- アラート: デプロイ失敗時に通知。
例
ベンダーのライセンスファイルを更新するケース:
- LFM でライセンスファイルを開きます。
- ドラフトを作成します。
- 新しいライセンス文面を編集/貼り付けます。
- 準備が整うまでドラフトを保存します。
- ドラフトを push します。
- 単一 Broker → 直接更新。
- トライアド → 3 台すべてに更新。
- デプロイ結果とアラートを確認します。