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LS-DYNA

概要

LS-DYNA は Livermore Software Technology Corporation (LSTC) が開発した有限要素解析ツールで、LS-OPT、LS_PREPOST、LS_TASC、THUMS などの周辺ツールを備えています。流体解析から自動車の安全性評価まで幅広い物理シミュレーションをカバーします。

LS-DYNA は独自のライセンスマネージャーでネットワークライセンスを制御しています。OpenLM を利用すると、ライセンス使用状況の可視化、統計情報の分析、アイドルライセンスの管理が可能です。

OpenLM は Flexera FLEXnet Publisher (FLEXlm) や Sentinel RMS など複数のライセンスマネージャーをサポートしており、本ドキュメントでは LS-DYNA の監視設定について説明します。OpenLM Broker でライセンスサーバーをローカル照会し、取得した情報を OpenLM Server に転送します。

必要条件

  1. OpenLM Platform
  2. LM-DYNA と同じマシンにインストールされた OpenLM Broker v25.x 以降、Broker Hub で承認します。

Broker UI での設定

Broker と OpenLM Server の連携イメージ

LS-DYNA ライセンスサーバーに OpenLM Broker をインストールして構成します。Broker はライセンスサーバーをローカルで照会し、データを OpenLM Server に転送します。また、通信をバッファリングしてネットワーク障害やセキュリティ制約を回避します。

  1. http://localhost:5090/ で Broker UI を開きます。

  2. License Managers -> Add License Manager を開きます。

  3. Commands ノードで lstc_qrun.exe のフルパスを入力します。

  4. Apply をクリックします。

  5. Vendors ノードでベンダー名を入力します。

  6. Restart Broker をクリックします。

    Broker UI による LS-DYNA の構成例

OpenLM Platform の構成

  1. OpenLM Platform にログインします。

  2. Menu -> License Servers を開きます。

    左メニューで Pending Server を選択

  3. 左メニューの Pending Server を選択します。

  4. リストから LS-DYNA ライセンスマネージャーを選び、Approve and Merge をクリックします。

    設定の検証

  5. Menu -> License Servers Live -> Server Statistics を開きます。

  6. LS-DYNA が緑のステータスで表示されていることを確認します。

新しい接続の場合、ステータスが更新されるまで最大 3 分かかることがあります。