Sentinel HASP

OpenLM は多様なライセンスマネージャーの監視に対応しており、本ガイドでは Sentinel HASP と連携して使用状況や統計情報を取得する手順を説明します。OpenLM が対応するのは Sentinel HASP 5.0 以降で、4.x 以前はサポートされません。

必要条件

Sentinel HASP を照会するには次を用意します。

1. OpenLM Platform
2. Sentinel HASP と同じマシンにインストールされた OpenLM Broker v25.x 以降、Broker Hub で承認します。

監視機能

OpenLM Broker で取得できる情報は以下の通りです。

• 否認レポート: 取得可
• レポート解像度: 1 分
• 借用レポート: 非対応
• 期限日: 非対応
• 冗長構成: 非対応
• トークンライセンス: 非対応

Broker UI での構成

HASP サーバーに Broker をインストールし、コマンドラインユーティリティや使用状況ログを介してデータを取得します。否認を含む詳細な監視が可能な推奨方法です。

Broker（手動設定）

1. http://localhost:5090/ で Broker UI を開きます。
2. License Managers -> Add License Manager をクリックします。
3. Add Port で HASP サーバーポート（既定: 5093）を入力します。
4. LM Type に Sentinel HASP License Manager を選択します。
5. Commands で Sentinel HASP のコマンドラインユーティリティがあるフォルダーを参照し、Update をクリックします。
6. (Windows のみ) HASP をサービスとして実行している場合は Use Service を有効化し、Sentinel HASP License Manager と入力します。
7. Apply をクリックします。
8. data_inquiry で Execute を実行し、出力が正しいことを確認します。
9. Log Files を右クリックし Add Log File を選択します。
10. Type に Other を選び、HASP の使用状況ログファイルを指定します。
11. Apply をクリックし、Restart Broker で再起動します。

OpenLM Platform の構成

1. OpenLM Platform にログインします。

2. Menu -> License Servers を開きます。

   

3. 左メニューの Pending Server を選択します。

4. Sentinel HASP ライセンスマネージャーを選び、Approve and Merge をクリックします。

   

5. Menu -> License Servers Live -> Server Statistics を開き、ステータスが緑で表示されることを確認します。

新規接続ではステータス反映まで最大 3 分かかる場合があります。

リモートアクセス設定のトラブルシュート

OpenLM Server が Sentinel HASP と同一マシンでない場合は以下を確認します。

• ファイアウォールでポート 1947 を開放する
• Sentinel Admin Control Center (ACC) の Basic Settings で Allow Remote Access to ACC を有効化する